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血糖値の調節能力が、HbA1cだけじゃ分からない理由

血液データは異常なし!だけど血糖値の調節が下手

HbA1cが5、空腹時血糖値が91。
以前の私のこの血液データ、完璧な数値です。

しかし、低めの中性脂肪、性格傾向、これまでの症状などから、自分は血糖調節能力なさそうだなーと疑っておりました。

そこで血液検査の直後、実験も兼ね、血糖値を24時間モニタリングしてみました。

すると、食後高血糖がやっぱりある!
(昔の私の、酷すぎたニキビと情緒不安定の背景は、確実にこれ。)

数値は食事でかなり変わるのですが、一番上がった時で、210でした。

日本糖尿病学会の基準値だと、健常者の食後血糖値は140以下。140~200が境界型、200以上が糖尿病です。

私が200代をたたき出したのは1回だけでしたが、全体的に食後高血糖あったので、これ以降、血糖値に気を付けることは、私の優先順位の中でかなり上位にあります。

血糖調節力ないのに、なぜ血糖値やHbA1cが正常なのか

なぜかと言うと、血糖値という生もの(動く値)の全体像を、1~2個の血液データから判断するのは無理だから。

血糖は、採血した「今この瞬間」、血液の中に在る糖の量。

食べた直後に、血糖値が200とかまで急上昇する体だったとしても、まだ糖尿病診断つくレベルまでではない人は、空腹時には80~100くらいの値に落ち着いているのです。
採血って基本は空腹時にしますから、その瞬間の血糖を測ったところで、食後高血糖を見つけることは出来ません。

また、HbA1cは、直近2~3カ月における血糖の「平均」を反映しています。

あくまで平均ですから、食べた直後に急上昇して、その反動で急下降するような、振れ幅が大きい場合は、平均をとって良い感じになり、異常が数値に反映されません。

(ちなみにこのグラフが全体的に上がる(食べても食べなくても高血糖気味になる)と、糖尿病ですね。)

血糖値って、食事や、ストレス、自律神経系やホルモンの支配などにより、常に変動しています。
ホメオスタシスが働いていますが、基本的に生もの。

だから、その一瞬や平均を見ても、全体像の判断までは難しいのです。

血糖値の振れ幅が大きいと、イライラするし、肌も荒れるし、疲れる

血糖値の振れ幅が大きいことは、様々な不調に繋がります。

血糖値を維持するために、自律神経バランスを変えたり、ホルモンを過剰に分泌しないといけないからです。

その結果、内分泌器官は疲れるし、

血糖値維持のために動かした自律神経やホルモンは、血糖値の他にも様々な影響を、全身に与えます。

症状は、食後の異常な眠気、イライラ、手の震え、手汗、不眠、疲れやすさ、肌荒れ、ニキビ、肩こり、うつどなど。

食生活だと、常に何か食べていたいとか、逆にお腹が空かないとかの場合もあります。

反応性低血糖とか、血糖値スパイクとか、ジェットコースター血糖とか、聞いたことありますか?

これ全部、血糖値の調節が下手になっている「耐糖能異常」の状態です。

耐糖能異常は、「今の不調」と「未来の糖尿病」の原因

糖尿病って、実際に発症してから10年後に診断がつく、と言われています。

血液検査で血糖やHbA1cが高いと
糖尿病疑い→再検査となるのですが、
これらの数値が引っかかるほど高くなる前から、
糖尿病を発症してる人は多いってこと。

その場合、血糖値もhba1cも、じわじわ上がっています。

糖尿病は、けっこう身近な生活習慣病ですが、血管がぼろぼろになっていくので、全身に(特に毛細血管に)様々な悪影響を及ぼし、QOLを著しく下げます。
進行すると、失明とか、透析とか、手足の壊死とかです。

糖尿病と診断される前から、
肌荒れ、イライラ、疲れやすい、肩こりなどの不調の原因になって、
診断されたら、通院、投薬、生活習慣改善(生活習慣病ですから)。

でも、糖尿病になる前だったら、特別大変なことまでしなくても、ちょっと食べ方や食べ物に気を付ければ良い!

それなら、ちょっと気を付ければOKくらいの時期に、ちょっと気を付ける方が良いかもですよ~

数値が上がる前の、血糖調節下手は、分子栄養学で見つけられる

数値が上がる前段階の、比較的軽い時に、血糖調節力低下を見つけるための手段は色々とありますが、その中でも、血液データから栄養状態を推測するのは、とてもコスパの良い方法です。

血液データは情報量が多いし、1年に1回くらいは受けてるし、料金もお手頃だから。
意外と健康診断の血液データにも、沢山の情報が入っているんですよー。

例えば、中性脂肪が低すぎる人は、すぐ使えるエネルギー源が枯渇状態なので、怪しげ。
いつも中性脂肪が30代40代の人はご注意です!
(この値だけでなく、症状や他の値なども必要。)

 

栄養カウンセリングでは、栄養状態の説明をすることも可能です。

血糖調節力低下が疑われる症状がある人は、栄養カウンセリングで、今の自分の状態をぜひ確認してみてください。

そしてもし必要であれば、実現可能な対策をとっていきましょう。

体に良いと言われる食事法や食べ物は沢山ありますが、それら全てを取り入れることは、現実的ではありません。

絶対守ることと、緩くでいいやーってところの濃淡をつけるために、「自分の」現状把握が大事なのです。