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喉風邪にも肌にも良い、ビタミン〇〇

あなたの風邪は、喉から?鼻から?

今日は、特に喉からの風邪にお勧めの栄養素の中から、お肌にもとっても良い、あの栄養素についてご紹介します。

その栄養素、喉が痛いって場合はもちろん、栄養療法では他にも、次のような目的で使います。

●肌トラブル対策(ニキビ、乾燥など)
●腸粘膜の修復(リーキーガット、アレルギーなど)
●免疫を上げる(風邪ひきやすい、アレルギーなど)
●抗酸化(疲れ、老化や病気)
●ドライアイ、ドライマウス対策

体調悪い人にとっても、綺麗になりたい人にとっても魅力的な、けっこうな万能選手。

私も、自分自身の栄養療法初期から、サプリで常備し続けている栄養素の一つです。(体調に合わせて飲むので、毎日飲むわけじゃないよ)

この栄養素、なんでしょう?

多く含まれるものの代表は、人参、レバー。

脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂ると吸収しやすい。

脂溶性ビタミンの消化には、胆汁が必要なので、胆石ある人、肝機能ダウンしてる人、コレステロール低い人なんかは、吸収難しいです。

このビタミンの正体は、そう、ビタミンAです。

 

ちなみに。
栄養考える時は、「口にどれだけ入れてるか」よりも、どれだけ吸収できてるか、使えているかってことの方が重要です。

スーパーフードとかサプリとかで沢山とる必要があるかどうかは、自分の状態に応じて考える

でないと、摂りすぎた分が無駄になるだけでなく、逆に害になったりもします。
お金も手間もかかって、体にとっても良くないって、残念すぎる……(昔の私)

良い栄養素だから沢山とればいいってものではないので、皆様もご注意くださいね。

なぜ、喉の風邪に良い?

で、なぜビタミンAが、喉の風邪に良いのかと言いますと。
ビタミンAが、喉の粘膜を正常にしてくれるからです。

喉に限らず、目や鼻や消化器内壁など、粘膜系全般に、そして皮膚にも、ビタミンAは必要不可欠。

というのも、ビタミンAは、細胞を正しく成長させる働きを持っているんです。
だから、皮膚や粘膜など、新陳代謝が活発な場所に、必要なのです。

細胞を正しく作るビタミンなので、妊娠にも関連しています。

どのように「細胞の成長」に関わるか

細胞の核の中には、ビタミンAの受容体が、30以上存在しています。
(核には、遺伝情報が保管されています。)

核の中に受容体があるってことは、ビタミンAには、核の中で担っている仕事があるってこと。

これらの受容体にビタミンAが結合することで、DNAの転写が始まったり、他の転写因子(例えば、様々なタンパク質の遺伝子発現を促進するタンパク質AP1)を阻害したりします。

(転写とは、新しく細胞を合成するときに、細胞の設計図であるDNA情報を、RNAがコピーすること。細胞作る手順の中で、スタートに近い所にあります。)

他にも、成長ホルモンや、インターロイキン(免疫系細胞の産生や成長を調節する生理活性物質)などが、ビタミンA受容体と相互作用を持っています。

成長ホルモンはお肌の修復(細胞の成長)だし、インターロイキンは免疫系の成長ね!

だから、不足すると、細胞がうまく作られない

このように、様々な細胞の成長に関わっているビタミンAですから、不足することで、細胞が成長しなかったり、不良品が作られたりするのです。

例えば、気道の粘膜の上皮細胞は、ビタミンA不足で、ところどころ禿げたような状態になり(絨毛が減り、粘液産生細胞が増加)、感染しやすくなります。

このA不足状態が長く続くと、上皮の形がおかしくなるのですが(扁平上皮化生)、これはいわゆる癌の手前の状態です。

 

ニキビの治療薬の中にも、ビタミンAの「細胞を正常に成長させる」作用を使っているものがあります。
ディフェリンゲルです。

これは、逆に、細胞の成長を抑制することで、角質の異常増殖を抑えるもの。

つまり、新陳代謝を促すのではなく、逆に抑える、合成レチノイン酸(化学合成したビタミンA)製剤です。(私も昔お世話になったなー)

だからディフェリンは、妊娠中には使えないのです。
経皮吸収したビタミンAが、万が一、胎児の成長をとめたら大変ですもんね。

ビタミンAは強力なビタミン

こんな感じで、ビタミンAは不足すると、粘膜や皮膚などなどに不具合が起きてしまいます。

のど風邪多い、すぐ風邪ひく、ドライアイ、肌荒れ、アンチエイジングしたい、などの人は、ビタミンAを味方に付けるのが良いかもしれません。

でも、だからと言って、適当なサプリを沢山飲むのはNGです。

ビタミンAは、DNAに直接作用する超強力なビタミンなので、活性型や非活性型などきちんと選んで使うようにしてくださいね。
そして、吸収のこともお忘れなく!

自分に足りない栄養素を知りたい方、自分に合った食事法が知りたい方は、栄養カウンセリングでご相談ください。